
入れてくんないと死んじゃうから!
きゅうきゅうとドアの前で鳴く
こっちが起きる前に、
入るよ!答えは聞いてない!
とばかりにがちゃと乱暴にノブに体当たりで押しはいってくる
きゅうきゅうと鳴きつつ目細めて無害な自分をアピール
かわいいだろ
ちっこいだろ
ひとこぶラクダみたく弓なりの背中で確かにコンパクトになってる
しかしその目は危険な光を帯びている
かわいいつかこわいです
わっさわっさと布団を乗り越えて目的地にいこうとするのを、むんずとつかまえおなかをもふもふやりたいほうだいに撫で回す
やせっぽちなんだけど軟体動物のように柔らかい
模様が生焼けなのと何か関係が?
さて、奴はこちらの手を抜け出して、目的のものを強奪しようとする
奴の目的のもの。。
机に飾ってある頂いた花束の中の草
猫草さんざんやってるのにこの草がえらいお気に入りらしく喰いたくてたまらないらしい
おかげですっかりハゲにされてしまった
これ以上喰われてたまるか!
しかも、へーに変なもの食べさせないでと理不尽にも怒られるのはこちらなので。
なんとか腕から抜け出そうと浮き足立つ奴を押さえること二回
なでなでで目的を忘れてくれ〜
しかしそんなことでごまかされる奴ではないのだった
むしろごまかされたのはこちら
奴はよだれ垂らしてよろこびつつ自分の手をままのおっぱいに見立ててちゅうちゅうはじめる。親に捨てられたトラウマなのかリラックスしてくるとこれをはじめるのだ
こんなにゴロゴロ言ってるしもう大丈夫だろう
甘い考えが浮かぶ
とこちらの一瞬の気のゆるみを察知してついに縄抜けされてしまう。
さらに驚くべき柔軟性と敏捷性でジャンプの体勢までこぎ着けるのをあわてて後ろからとっつかまえる。
不服ばりばりにアルマジロみたく丸まってる奴をドアの外に置く。
はいさいなら〜
だが奴はまだあきらめていない。今度は閉めようとしてるドアを体重で阻止してくる
ドアの押し合い
たかだか四キロくらいしかないくせに強い重い
それでもドアをずりずり動かし、あと少しで遮蔽成功、と思いきや、閉まりきる寸前はっしと白い手袋の手が隙間に滑り込んでくる
なんというあきらめの悪さ
そしてどうしてそんな盲目的に信頼できるんだ。感動する。
白いおててをひきはがし、やっとの思いでがちゃんとドアを閉め終わる
奴はしばらくドアの前できゅうきゅう鳴いていたが次なるターゲットの部屋へ
posted by ゆら at 13:00| 東京 ☁|
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感動したっ
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